深夜特急1 [book]
~あらすじ~
著者の沢木耕太郎がインドのデリーからロンドンまでをバスで旅する紀行小説。第1巻はスタート地であるインドの回想シーンから始まり、更にインド到着前に立ち寄った香港・マカオの旅を遡って紹介している。
~感想~
深夜特急は今から10数年前、大学卒業後すぐの頃に1度手に取っている。その際、どういう訳か最終巻の6巻の途中で読むのを止めており、それ以降も読了していないことが気になっていた。そのため、今回、実家でたまたまこの本を見つけたのを期に改めて1巻から読み返すことにした。
私は香港にもマカオにも行ったことはないのだが、10数年前の記憶が蘇り久々に香港の雑踏に帰ってきた気がするから不思議である。当時も既に社会人になっており、フラッと一人で香港を訪れるのは難しかったが、もう少し早く学生時代にこの本と出合っていれば、ユーラシア大陸横断はともかく少なくとも香港には訪れていたであろうと思わせるほど魅力溢れる旅であった。
今となっては、とにかく“イタリアの食事が美味しい”など、断片的な記憶しか残っていないが、今から旅の続きが楽しみである。そして今度こそ旅のゴールまで見届けたい。
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