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ENGINE 8月号 [magazine]


ENGINE (エンジン) 2011年 08月号 [雑誌]

ENGINE (エンジン) 2011年 08月号 [雑誌]

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: 新潮社
  • 発売日: 2011/06/25
  • メディア: 雑誌


今月の巻頭特集は「新感覚派セダンの時代がやって来た!」

AUDI A7 SPORTBACKとMercedes-Benz CL350という大型4ドアクーペ、VOLVO S60、CITROEN C5、VOLKSWAGEN PASSATといったDセグメントセダン、Jaguar XJ、Maserati Quattroporte、Porsche Panamera、Aston Martin Rapideの超高級セダンの比較試乗など非常に充実した試乗記が掲載されていた。

しかし、今月号で最も気になったのは巻頭コラムで自動車ジャーナリストの北森涼介氏が紹介していた「オーランチオキトリウム」という微生物であった。記事によると「これまでも石油を作り出す藻類は発見されていたが、石油換算のコストが1Lあたり800円と実用的でなかった。しかしオーランチオキトリウムは1Lあたり100円以下のコストが実現できる可能性がある」とのことである。

引き続き引用すると、「また計算上ではあるが1ヘクタールあたりの土地で、最大年間1万トンもの石油産出の潜在力を持つ。日本の年間石油消費量は原油で2億トン。つまりこの消費量を2万ヘクタールの土地で賄えることになる。この数字は日本の休耕農地20万ヘクタールの10%、そして東日本大震災の津波による塩害で、稲作が出来なくなった農地面積と同じなのだ」という。

藻類は塩害農地でも問題なく生育するようなので、稲作を諦めざるを得ない農家の方々の新たな雇用も生みだす復興の目玉と成り得るうえ、併せて日本のエネルギー問題の解決も期待できる。今回初めて聞いた言葉のため実用化にどれだけのコストと時間を要するのか全く分からないが、京大のIPS細胞研究のように費用と人材を潤沢に注ぎ込めるよう国が全面的にバックアップをしても良いのではないかと思う。

特に延命策に汲々となっている菅さんの耳にも届くと、「国策として」なんて言ってくれるのではないかと期待する反面、やはり延命策に利用されるのは・・・
しかし、形はどうあれ実用化に向けた研究が進むことを期待したいと思います。


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コメント 4

tomoyuri

将来は化石燃料ではなくて、
藻燃料と呼ばれる時代が来るかもしれませんね。
by tomoyuri (2011-07-20 08:33) 

あるふぁ

>tomoyuriさん
クルマ好きからすると、化石でも藻でも、石油が豊富に出来て内燃機関のあるクルマに乗り続けられたら幸せですね。(CO2の輩出は減らないので地球にはやさしくないですが・・・)
by あるふぁ (2011-07-20 19:18) 

miyake

私も興味深く見ました。まあ、先のことはどうなるかわかりませんが、今自分が車を捨てても、地球を救えるわけではないので、こういった技術がどんどん進むのを祈るしかないですよね。^^
by miyake (2011-07-21 12:48) 

あるふぁ

>miyakeさん
確かに自分では何も出来ないのですが、皆が意識を持つだけでも違うのだろうと思っています。
ただ、街乗りで6km/Lに満たないクルマに乗っている人間が言えることではないですね・・・
by あるふぁ (2011-07-22 08:29) 

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