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八日目の蝉 [book]


八日目の蝉 (中公文庫)

八日目の蝉 (中公文庫)

  • 作者: 角田 光代
  • 出版社/メーカー: 中央公論新社
  • 発売日: 2011/01/22
  • メディア: 文庫


~あらすじ~
前半は主人公の希和子が不倫相手の娘(恵理菜)を誘拐し、その子を自分の子として育てるべく捜査の手から逃がれ東京、名古屋、奈良?、小豆島と転々と逃避行を繰り返す話。後半部分では、10数年後、大学生になった恵理菜が自分の不幸な半生を振り返りつつ自分探しをする・・・というストーリー。

~感想~(内容に関する記述あり)

正直なところ、冒頭から続く無計画な誘拐・育児・逃亡の部分で何度も読むのを止めようかと思った。何故なら育児経験の無い人間が、いきなり新生児を手に逃げるなどまず不可能であり、その後も母子手帳・保険証も持たず子育てをするなど非現実的な話が続き、この先もこの強引な展開に付き合わされるのかと思うとすっかり読む気が失せてしまったのである。

読了後も、あっという間に成長する子どもと過ごす時間の貴重さ、それを田舎の自然あふれる環境で行うことの素晴らしさ等については共感できたものの、人に対する愛情の向け方等については理解できない部分が多く、「皆が涙する感動物語」といった前評判とは随分違った印象を受けた。
タグ:八日目の蝉
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